東日本大震災復興支援チャリティ絆     

東日本大震災から1年目に当たる3月11日、宮津歴史の館文化ホールに於いて「東日本大震災復興支援チャリティ絆」(丹後の文化を学ぶ会 NPO平成きもの維新の主催、結の会、浜町活性化研究会の共催)が開催され、丹後語り部の会久保善康会長が第Ⅱ部の「稲村の火」で語り部として出演しました。
「稲村の火」の物語は1854年安政南海大地震の際、一人の老人が地震後、津波が襲ってくると予感し、収穫した大切な稲村に火を放ち、多くの村人を救ったという実話で、今に語り継がれています。丹後語り部の会の語り部と鳳千寿会の舞踊との共演で上演され、臨場感のある語りと洗練された舞踊が上演に参加者の注目が集まりました。
 当日は、第Ⅰ部で芸能これ一番!丹後「出前芸能」セレモニーで踊り、ギター演奏での歌、着物ショー等が行われたほか、第Ⅲ部では、元宝塚トップスター、丹後観光大使の郷ちぐさ愛を謳うショーが行われました。
 丹後各地から約200名の参加者が復興を願うとともに、丹後「出前芸能」のスタートともなる取り組みを通して絆を深めました。
 丹後語り部の会としても丹後「出前芸能」の登録団体として、新しい決意を示す機会ともなりました。